有酸素運動は毎日しても意味がない。
有酸素運動を毎日するのは逆効果だ。
こういった話は、ランナーや
トレーニングをする方であれば
一度は耳にしたことが
あるのではないかと思います。
結論から言うと、これは
半分正解で、半分不正解
になります。
その理由を説明していきましょう。
有酸素運動を毎日すると当然痩せる
Googleで検索すると、
有酸素運動を毎日しても
ダイエットには効果がない
そういった記事を書いている
サイトは一定数存在しますよね。
ですが、あれは全くの嘘です。
有酸素運動を毎日行っても
全く効果がないのであれば、
陸上競技部に所属している
人の多くは、みんなあそこまで
細くなりませんよね。
まず、痩せるということの大原則は
摂取カロリー<消費カロリー
ですので、毎日有酸素運動を行えば
もちろんそれだけカロリーを
消費しますので、それに応じて
身体もどんどん細くなる、
どんどん痩せていく、という事になります。
ではなぜ
有酸素運動は意味がない
という事を言う人間が
いつまでも存在し続けるのか。
それは、有酸素運動の
運動特性によるものが大きいと思われます。
有酸素運動は筋肉も削る
先ほどお話しました、
陸上部員の姿を想像してみてください。
短距離の方はムキムキの人も
たくさんいますが、長距離の選手は
例外なく、みな超スマートな体型を
していますよね?
野口みずき選手
実は、有酸素運動というのは、
カロリー・脂肪を消費する反面、
自らの筋肉も消費してしまうのです。
つまり、毎日陸上競技の長距離選手のような
トレーニングを続けていると、必ずみな、
あの体型に辿り着くのです。
それは、
長い距離を走る
という行動に対して、最も適しているのが
あの肉体だからです。
ですから、有酸素運動のみを行うのは、
脂肪を排除するとともに、
自らの筋肉を切り捨てる行為でも
あるということなんですね。
痩せる上で重要なのは基礎代謝
さて、ここで少し話は変わります。
あなたは
基礎代謝
という言葉を耳にしたことは
あるでしょうか?
おそらく多くの方は基礎代謝と
いうものについて知っていると思います。
中学校・高校の保健体育で
習いますからね。
ですがここでもう一度
おさらいしておきましょう。
基礎代謝と言うのは
1日中ベッドの上で、
なんにもしていなくても、
必要最低限の精米活動を
維持するために、自分の
肉体が勝手にエネルギーを
消費する事
です。
運動をすればエネルギーを
消費するのは当たり前ですが、
何もせずに1日中ずーっと
寝ているだけでも、ある程度
エネルギーを消費すると
いうことですね。
この基礎代謝は、一般的に
成人女性 1,200kcal
成人男性 1,500kcal
という風に言われています。
ですから、あなたが成人女性で
ある場合、1日中なーんにもせずに
ずっとベットに寝たきりで
セックスアンドザシティを
見ていたとしても、
1,200kcalは消費しますし、

あなたが成人男性だった場合、
1日中なーんにもせずに
ベッドの上で北斗の拳を
全巻読んでいたとしても
最低限1,500kcal程度は
消費するという事です。

実はこの基礎代謝というのは
超重要で、運動で消費できる
カロリーと言うのはたかが知れています。
例えば体重60kgの人が
10kmランニングしたとしても、
消費できるカロリーは600kcal。
10km走ろうと思ったら
中々の覚悟と根性が必要ですが、
それだけ頑張っても
基礎代謝の半分にも満たないのです。
あなたがどのような生活を
送っているかにもよりますが、
多くの人は、1日のカロリー消費の
大半を基礎代謝が担うことになります。
そして、この基礎代謝というものは、
実はあるものによって上げることが
できるのです。
それは・・・
筋肉
です。
筋肉量が多ければ多い程、
人間の体は基礎代謝が上がる
仕組みになっています。
ですから、ダイエットを
成功させようと思ったら、
筋肉をつけることも
重要な要素の一つなんですね。
有酸素運動の矛盾点
さて、それでは本題に戻りましょう。
有酸素運動が抱える問題点、
もうお気づきでしょうか?
そう、有酸素運動を毎日やっても
効果がないといわれるのは、
有酸素運動をすることによって
ダイエットに不可欠な
基礎代謝を向上させる筋肉をも
消費してしまう
からなんです。
もちろん有酸素運動は、
脂肪・カロリーを消費することができます。
しかし、それと同時に、
筋肉をも消費していってしまうので、
最終的に行き着くところは
痩せにくいカラダ
になってしまいます。
おそらくこのことが
有酸素運動を毎日しても痩せない
という情報がまことしやかに
拡散される要因に
なっているのではないかと思います。
とはいうものの、
有酸素運動だけを毎日やるのは
ダイエットという観点からは
あまり宜しくないのも確かです。
ですから、これから
しっかりと基礎代謝も向上させつつ
全体的に筋肉質に、且つ
脂肪を落としていく方法を
お伝えしていこうと思います。
大事なのはバランス
さて、では
具体的にどのような
トレーニングをしていくのがいいのか、
ということについて
お話していこうと思います。
結論から言うと、大切なのは
トレーニングのバランス
です。
1週間毎日有酸素運動
1週間毎日ボディービルダーの
ようなハードトレーニング
このように、どちらかに
偏ってしまうのは
全く良くありません。
もちろん、あなたがどのような
体型を目指すかにも
よるのですが、おそらく
この記事を読んでいるあなたは
世間一般的な
痩せマッチョ
のスマートな体型を目指していると
思いますので、それに合わせた
トレーニングメニューを組んでいく
必要があります。

先ほども述べたように、
美しい体型を作り上げるのに
重要なのは、トレーニングの
バランスです。
筋トレと有酸素運動を
交互に、もしくは一緒に
トレーニングに取り入れて
いくことが大切です。
例えば
月曜 有酸素運動
火曜 ウェイトトレーニング(下半身)
水曜 ウェイトトレーニング(上半身)
木曜 有酸素運動
金曜 ウェイトトレーニング(全身)
土曜 ヨガ
日曜 休憩
といった具合です。
上記のメニューでは、
有酸素運動とウェイトトレーニングを
別々の日に設定していますが、
これは勿論同じ日に有酸素運動と
ウェイトトレーニングを行っても
問題ありません。
その場合は、
先に筋トレをしてから
有酸素運動をする
ことで、より高い
ダイエット効果を得られるようになります。
➡ダイエットするなら順番は筋トレ→有酸素運動!これは絶対です
また、1週間に1日、2日は
休息の日を取り入れるように
した方が、長期的に見て
より高い成果を得られる確率が
高まるでしょう。
➡毎日ランニングをするのは逆効果?オーバーワークがもたらすデメリットを理解しよう
上記の事を踏まえ、
あなたのライフスタイルに最も適した
トレーニングメニューを
構築してみてください。
一番良くないのは
継続しない
こと。
自分が決めたメニューを
途中で投げ出したり、
3日坊主になるくらいだったら、
1週間毎日有酸素運動でもいいので
継続した方がまだいいです。
何の行動も起こさなければ、
現状維持どころが、どんどん
衰退していってしまいます。
是非、早速今からアクションを起こして、
あなたの理想の肉体をつかみ取りに
いきましょう。
それでは、最後までお付き合い頂き
ありがとうございました。
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